システム エンジニア(SE)になるには?必要な資格は?大学と専門学校どっちがおすすめ?
システムエンジニア(SE)は、私たちのデジタル生活を支える仕組みを作り出すスペシャリスト。ゲームのキャラクターを動かしたり、ネットショップで安全にお買い物できるようにしたり、システムエンジニアは高度な技術で私たちの生活を豊かにしてくれる職業です。
今回はSEを目指す方に向けて必要な資格や進路について、詳しく紹介していきます。将来、IT業界で活躍したいと思っているあなたにとって、システムエンジニアは夢のような仕事になるかもしれません。
1.システムエンジニア(SE)になるには?資格は必要?
システムエンジニア(SE)は、情報システムの企画から設計、開発そして運用まで幅広い業務をこなす専門職。近年はIT技術の進歩により需要はますます高まっています。
そんな専門職のシステムエンジニアですが、実は必須の資格はありません。実務経験やスキルがあれば、資格なしでも就職することが可能です。
実際、独学でスキルを磨いて活躍しているエンジニアも多くいます。
「資格は必要なの?」
という疑問に対して結論からお伝えすると、必須の資格はないけれど資格を取得することをおすすめします。
一体なぜでしょうか?その理由を見ていきましょう!
1.1.資格で知識・スキルを証明できる
資格を持つことで「システムエンジニアとして必要な知識やスキルを持っている」という証明ができます。特に、国家資格である基本情報技術者試験や応用情報技術者試験は、広く認知された資格のため、就職や転職活動で自身のアピールポイントになります。
また、ベンダー資格も、実務で役立つ知識やスキルを証明するのにとても有利です!
ベンダー資格とは・・・IT関連製品に関わる企業(ベンダー)が行っている民間資格のこと
1.2.資格はキャリアアップにつながる
システム全体の設計を担う上級エンジニアを目指そう!と思ったときに、強力な武器になるのが上級エンジニアに特化した資格です。
あなたの専門性とスキルを客観的に証明する資格は、転職や昇進の面接において実力をアピールすることができるツールとなります。資格取得は、昇進や評価アップにつながるだけでなく、転職活動においても大きな武器となります。
2.システムエンジニアにおすすめな資格5選
数多くの資格が存在する。どれを選択するべきか迷ってしまう方も多いでしょう。
ここでは、システムエンジニアにおすすめな資格を5つ紹介します。
2.1.基本情報技術者試験
必須の基礎知識と呼ばれているほど認知されている国家資格! システムエンジニアとして働くために基本的な知識・スキルといった幅広い知識が問われます。
幅広い知識が問われるので、多くの企業で登用基準として採用されています。
【試験内容の例】
- 情報処理の基礎知識
- ネットワーク
- システムセキュリティ
- ソフトウェア開発
- データベース
- 倫理
2.2.応用情報技術者試験
実践的なスキルの証明ができる国家資格! 基本情報技術者試験よりも多くの知識とスキルが問われる試験です。システム開発・ネットワーク・セキュリティなどの専門知識が問われます。
【試験内容の例】
- 応用情報技術
- 情報システムマネジメント
- 経営情報システム
- 情報セキュリティ
- ソフトウェア開発
2.3.情報処理安全確保支援士
サーバーの運用・管理の資格!情報システムの安全確保に関する知識・スキルを問う試験です。近年重要視されている情報セキュリティ対策に関する知識を習得できますよ。
【試験内容の例】
- 情報システムセキュリティマネジメント
- システム監査
- 暗号
- ネットワークセキュリティ
- 情報セキュリティリスクマネジメント
2.4.データベーススペシャリスト
データベースの知識とスキルを証明できる資格! データベースに関する専門知識・スキルを問う試験です。近年需要が高まっているデータベースエンジニアを目指すための登竜門となる資格です。
【試験内容の例】
- データベースの基礎知識
- SQL
- データベース設計
- データベース運用
- データベースセキュリティ
2.5.陸上特殊無線技士
幅広い職種で活躍できる資格!システムエンジニアの仕事内容によっては、無線に関する知識やスキルが求められる場合があります。そのために、無線設備の工事や保守・点検を行うための国家資格の取得も検討しておきましょう!
【試験内容の例】
- 無線工学の基礎知識
- 無線設備の操作
- 法令
あなたのキャリアプランや目標に合わせて必要な資格を選択しましょう!
3.資格のメリットとデメリットは?
システムエンジニアにとって、資格は自身のスキルを証明しキャリアアップを目指すための強力なツールだということをお伝えしました。
しかし、資格を取得するのは時間や労力が必要であり、メリットばかりではありません。
メリットとデメリットをしっかりと理解した上で資格取得を目指しましょう。
3.1.資格取得のメリット:自信とモチベーションの向上
まずはメリットから。
①自信がアップ!
資格を取得することで、自身の知識やスキルに対する自信につながります。自信を持つことで、仕事に取り組む姿勢も変わり、より良い成果を上げられる可能性が高くなります。
②モチベーションの向上
企業によって【資格手当】や資格を取得したときに支給される【合格奨励金】という手当制度を設けているところがあります。そんな資格手当があることで、仕事に対するモチベーションが上がります!
3.2.資格取得のデメリット:独学は難しい
資格取得のデメリットは、「独学で資格を取得することが難しい」ということ。
①時間と労力が必要
とにかく、資格取得には時間と労力が必要です。
独学で仕事や学業と両立しながら資格を取得する場合
20ヵ月以上(1日最低3時間以上)
必要な業務経験
3年以上
上記の時間が必要といわれています!
もちろん独学でシステムエンジニアを目指すことは可能ですが、IT技術は日々進化し続けています。IT業界の現状をしっかり理解しながら勉強をしていくためには強い意志と忍耐力が求められます。
②試験に合格できる保証はない
資格試験は、難易度の高い試験も多いので合格できる保証はありません。十分な対策をしていないと不合格になってしまう可能性が。
不合格だった場合には、再受験する必要があるのでさらに時間と労力が必要です。
4.システムエンジニアになるためには大学と専門学校どちらがいいの?
独学では時間と労力がかかってしまうシステムエンジニアへの道…。システムエンジニアを目指す場合、大学と専門学校のどちらがおすすめなのかは、あなたの希望や状況によって異なります。
それぞれの特徴をチェックしましょう!
大学
- 情報に関する幅広い知識を学べる
- 1つの研究活動に年間を通して知識を深められる
- 大学卒業は就活の際にアピールポイントになる
専門学校
- システムエンジニア専門コースを選ぶことができる
- 短期間で実践的なスキルを学べる
- 即戦力として活躍できる
- 学費を抑えたい
- 4年制専門学校の場合は、大学卒業と同等の卒業資格がある
4.1.オープンキャンパスにいこう!
システムエンジニアになるには、自分に合った方法で必要な知識やスキルを身につけることが大切です。
では、大学・専門学校どちらが自分に合っているのか?と悩んだときは、積極的にオープンキャンパスへ行ってみましょう!
実際に先輩たちがどのように授業を受けているのか、先生はどのような課題を出しているのかを間近で見ることで将来の自分をもっと具体的にイメージすることができます。
5.まとめ
システムエンジニアになるために必須の資格はありませんが、資格を取得することで多くのメリットを得ることができます。
豊富な知識と必要な資格の取得、そして取得方法を事前に確認し将来のキャリアプランに合わせて、適切な手段を選びましょう!
システム開発で活躍したいあなたへ!高知開成専門学校でスキル習得!
最短2年で即戦力に!
システム開発科(2年制・専門士)
2年間で実践的なプログラミングスキルを身につけ、システム開発エンジニアとして即戦力になれるカリキュラムが充実しています。
グループ企業との連携により、実務に直結したプログラムで即戦力として活躍できる人材を育成!
面接対策や履歴書添削などの就職サポート体制も充実しています。
4年間でスペシャリストに!
高度システム開発科
(4年制・高度専門士)
4年間で高度なシステム開発の知識とスキルを身につけ、システムエンジニアや情報セキュリティスペシャリストとして活躍できる高度専門士の資格を取得できます。
高知県の情報系専門学校では唯一の、高度専門士の資格習得が可能!
大学卒業と同等学歴を得られます。